おいしいバナナが便秘に効果があるだなんて一石2兆の夢みたいなお話です。調べてみると「バナナが便秘に効く」というのは本当にホントなんです。
安い!美味しい!栄養満点!
こんなイメージのバナナですが、私の頑固な便秘に効果があるのかも~っと思ったら、試さずには居られません!私が1週間「便秘よさらば!バナナ大作戦」と銘打って実践してみましたので、その効果をお伝えしたいと思います。
と、その前にバナナが便秘に効く理由について調べてみたので、そちらからご紹介していきますね。
便秘にバナナが効く理由
便秘に効果が期待できる理由は3つあります。
レジスタントスターチを含有している
レジスタントスターチ、これは何だろう…とさらに調べたら、「難消化性でんぷん」と言われる消化されにくいでんぷん質のことだとわかりました。
でんぷん質なんですが、食物繊維と似たような作用があります。レジスタントスターチは小腸で吸収されず大腸まで届き、腸内の善玉菌によって発酵されます。そうすると有機酸に変換され、結果的に悪玉菌を抑えて善玉菌が増えやすい環境を作ってくれるのです。すでになんだか効果を期待できそうな気がしてきました。
食物繊維が豊富
先ほどのレジスタントスターチの他、食物繊維が豊富なことも便秘解消の一因となっています。食物繊維は干し柿や栗が果物の中ではトップクラスなのですが、バナナも十分な量を含んでいますので、便秘解消に期待できます。
ちょっとまって・・食物繊維では痛い思い出がある私。バナナは水溶性、不水溶性のどっちの食物繊維?
2種類の食物繊維を含む
バナナに含まれる食物繊維は、ペクチンなどのような水に溶ける食物繊維と溶けない不水溶性食物繊維の2種類が含まれているんです。
つまり、以前に食物繊維のとり方を失敗した経験のある私には、安心して食べられる果物なんですね。
フラクトオリゴ糖も豊富に含有
オリゴ糖には、善玉菌の一種であるビフィズス菌を増やす効果があるのです。常に腸内の善玉菌を優勢な状態を保つことで、安定した排便が期待できるので積極的に摂取したいですね。
便秘に効くバナナの選び方
ところで、調べていくうちに分かった大事なことがあります。
それは、便秘に効くバナナの選び方、なんです。
あま~い完熟バナナはNG!
「完熟した、あま~いバナナ」を選びたい…ところですが、ちょっとお待ちを。
実は、青いバナナのほうが便秘解消には効果が高いのです。先ほど説明したレジスタントスターチが関係していて、青いバナナのほうが豊富に含まれています。熟したバナナでは効果が薄れてしまいますから、注意が必要です。
グリーンチップのバナナを選ぶ
青バナナと言っても、全部青じゃなくても大丈夫。バナナの「ヘタ」と「果実の一番下」、ここが青いバナナを選んでください。このバナナは果実がかたく、しっかりとした食べ応えがあります。
バナナを食べるときの注意点
バナナが便秘に良いといっても、効果を出せる食べ方があります。
バナナを食べる頻度と量
バナナのカロリーは1本あたり80kcal。これならダイエット中でも積極的に食べられますよね。頻度としては、毎日1本~2本食べれば効果が期待できるそうですよ。
冷え性の人は注意が必要
冷え性の人は、体を冷やすものを食べると便秘が悪化してしまうそうです。
バナナには体を冷やす作用があるため、熱がこもりやすい人には最適なんですが、冷え性の場合は、ホットバナナにするとか一緒に生姜を摂取することで避けられるので、意識していてください。
「便秘よさらば!バナナ大作戦」の結果報告
それでは、私が1週間実践してきた結果を報告していきますね。
初日~3日目
あまり変化が見られません。特に腸が動いている様子もありませんし、便にも変化がありませんでした。バナナに過度の期待をしすぎたかな…とちょっとへこみ気味になりました。でも、体調はいつも通り元気いっぱいです。
4日目~5日目
4日目から、便が少し柔らかくなってきたかな?という感じ、そんな程度でした。
この頃はミキサーでバナナをジュースにして摂取してみたりしていました。腸が活発に動いているか…と言われると、まだクエスチョンマークです。
最終日
確実に便は柔らかくなりました!(いつもと比べると) でも結果としては、「毎日モリモリ快調!」とまではいきませんでした。
バナナ大作戦中の便の変化
全体を通して色や形、ニオイなどは特に変化がありませんでした。便は確実に柔らかさを増して、滑りが良くなった感じが……これは本当に驚きました!
健康的に柔らかくなったという印象で、バナナは確かな効果があると思いました。
おいしいバナナの食べ方
バナナはちょっとした工夫やアレンジで、さらに美味しい果物に変身します。私が実践したバナナをもっともっと美味しくする方法をちょこっと紹介しますね。
ミキサーで簡単バナナジュース
牛乳・バナナ・りんごをミキサーにかけるだけ。ジュース状にするととても摂取しやすくなります。好きな果物や野菜を入れれば、楽しく続けることができるのでお勧めです。
和風バナナヨーグルト
バナナを細かく刻み、ヨーグルトとあえます。その上にきな粉を少しかけて完成。ほんの少し、黒蜜をかけても美味しいですよ。善玉菌の相乗効果で便秘にも効果抜群です。
ホットジンジャーバナナ
バナナを輪切りにし40秒ほど電子レンジでチン。皿に盛りハチミツとジンジャーパウダーをかけて完成です。ジンジャーが苦手な人はシナモンでも美味しいですよ。
デメリットもあった
ドーンと大きな手応えとまでいかなかったバナナですが、便を軟らかく滑りよくする点でおススメです。
でも、同時にデメリットもやっぱりお伝えしておきますね。
体重が増える可能性がある
今回の作戦では、便を柔らかくすることができました。
でも、ちょっと体重が増えた気がします。ローカロリーなフルーツですが、バナナは果糖が多い!それが原因なのかな?何キロも増えたわけではないのですが、やっぱり気にしすぎかな…
人によっては青バナナの入手が難しい
近所のスーパーに置いているバナナは美味しそうな完熟バナナばかり。そこで、1回インターネットの通販でポチッと購入しました。でも、毎日のことなのでその後はスーパーで、極力青いバナナを選ぶようにしてみました。
私は朝と夕方に食べてみましたが、この青バナナは食べごたえが抜群なのです。果実がかたいので、簡単に満腹感が得られますからダイエットにもかなり向いているな、と感じました。
バナナダイエットは結構効果があるようなんです。果糖は多いですが食べる時間などをコントロールすれば、ダイエットの強い味方になるなと、便秘解消+ダイエットもやれるかも、なんて思いました。
それと、ヨーグルトのアレンジを紹介しておきながら、私は2回ほどしか試してなかったんです(笑)。
ヨーグルトとの相乗効果でさらに改善されると私は見込んでいます。今度は、「ホットバナナヨーグルト大作戦」試してみようかな~。