昔は万病の元と言えば「風邪」でしたね。それも今ではすっかり「ストレス」にとって代わられています。便秘の原因を体の内側・外側から調べていくうちに、このストレスが便秘にとって、かなり大きな要因になっていることを突き止めました!
実際に強いストレスがかかると精神的なダメージを受けるだけでなく、免疫力が弱くなって風邪をひきやすくなったり、肌荒れの原因となったり……やっぱりストレスは厄介なヤツです。
だけど、ストレスが便秘に関係アリアリだったりするのでしょう?ストレスと善玉菌の関係を、私なりに表明した日記は、こちらからどうぞ。
そもそもストレスとは何ぞや?
ストレスとは、何らかの「ストレッサー(ストレスを与える外部からの刺激)」によって、身体や心に負担がかかり、それが原因となって様々な不調が身体に現れること。
ストレスの原因で一番多いのは「人間関係」。
ついで「仕事」、「睡眠不足」「几帳面など、性格的なもの」など……です。あ~、ほとんど当てはまってるわ、私!当てはまらないのは几帳面とは180°真逆の性格だけだわ~(笑)
でも人間関係・仕事・睡眠不足なんて、今の世の中、ほとんどの人が体験しているストレスですよね。きっと。ではこのストレスが、どう便秘に関係しているのを分かりやすく解説しましょう!深~く深くで繋がってますよ。
ストレスと便秘の関係
「第二の脳」「考える臓器」
これってどの臓器のことだかわかりますか?
そう、「腸」なんです。
筋肉で作られている腸には神経細胞がビッシリ備わっていて、脳との交信がとてもスムースに行われています。そのため不安や緊張など「良くないストレス」を感じると、腸の筋肉がギュ~っと硬直。そのため蠕動運動が弱くなってしまい,便秘の原因となる場合が多いのです。
ストレスが原因で起こる便秘は「痙攣性便秘」
ストレスが原因で起こる便秘は「痙攣性便秘」と呼ばれていて、カギを握るのは自律神経なんだそうです。
この自律神経は、交感神経と副交感神経を交互に切り替えることで、バランスを取っています。そして自律神経は腸の蠕動運動に関わっていて、この切り替えがうまくいかなくなると、便秘を引き起こしてしまいます…… その自律神経の切り替えをニブくさせるのは?
そう、言わずとしれたストレスなんですね。
痙攣性便秘の症状
痙攣性便秘に多くみられる状態は、便秘と下痢が交互に起こること。活発になり過ぎた腸の活動が原因で起こる便秘ですから、便秘の後、まだ水分の吸収が充分でない便が下痢となって排便されてしまうのです。
ちなみにこの痙攣性便秘は男性に多いらしい。女性と比べると男性はストレスに弱いことが判明しているようです……オンナは強いんですよ、色々と(ウフフ)
性別関係なくストレスを乗り越えて、便秘解消したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
ストレス解消なんてできるか!という人の為の便秘対策とは
「便秘の一因はストレス、だからストレッサーを取り除きましょう」……いやいやいや、そんなことができるもんならとっくにやってマスがな。
仕事がストレスだったら、取り除きようがないでしょう。職場の人間関係がストレスだとしても「あの人とやりにくいんで、部署変えて下さい」って訳にもいかない。便秘の原因はストレスだとわかっている、そして体のためにも取り除かなくちゃいけないと知っていても、取り除けない……
この状況の方がほとんどなんじゃないかと思うのです。
ストレスを解消できない前提で考えてみた
では、取り除けないならどうしましょう?
どこかで緩和させるしかないのですが「適度な運動」とか「趣味を持つ」というのは、意外に現実的ではないと思うのです。……だって運動できる時間が取れるくらいなら、そこまでストレスって溜まらない。それができないから、強いストレスがかかるように思うのは私だけでしょうか。
そこで、私は考えたのです。
仕事仕事で忙しい毎日の中でできる一番簡単なストレス解消法とは!?それは、普段の生活でやっていることの内容を変えること。例えば……
ストレス解消できない人こそアロマテラピー
アロマテラピーは「いい香りで何となくリラックスできたような気がする……」という程度のものではありませ~ん(声を大にして言ってる)。
実際に植物から抽出したエッセンシャルオイル(精油)の香りの化学粒子は、鼻孔から大脳辺縁系へ、そして自律神経をつかさどる視床下部へと伝わります。簡単に言ってしまうと、い~い香りを嗅いで心地よさを感じると、その感情が視床下部へと伝わり、副交感神経を優位にして自律神経のバランスを整えてくれるのです。
痙攣性便秘の一因は自律神経の乱れでしたよね、それなら、生活に簡単に取入れられるアロマテラピーはストレス解消時間を取れない人にとても適していると言えるでしょう。
お風呂に入る、シャワーを浴びる
私がお勧めしたいのは、お風呂に精油をプラスするアロマバスです。
忙しくてクタクタで帰ってきてもお風呂に入る、もしくはシャワーは浴びますよね?ぬるめのお湯にゆっくりとつかることで血行がよくなり、リラックスできます。
一般的な入浴剤は人工香料なので、その香りに体をリラックスさせる成分は一切ありません。でも植物から抽出した精油は各種の化学成分を含み、実際に脳に働きかけてくれるのです♪
アロマバスにお勧めな精油
- ラベンダー
- カモミール
- マンダリン
- フランキンセンス
- サンダルウッド
- イランイラン など
湯船に精油を入れる時には牛乳(粉乳でもOK。潤い効果がありますよ)やエプソム塩などを入れると、肌への刺激が和らぎます。スイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルを入れてもいいんですけど、湯船掃除が面倒くさいですが(笑)
シャワーでもOKです!湯船の掃除をしなくて済むから、こちらおススメです。洗面器にお湯をはって、精油を数滴落としておきます。この洗面器を浴室の端において、こぼさないようにシャワーを浴びるだけ。お湯の蒸気で精油の成分が揮発して浴室に香りが一杯に広がります。香りが広がったらたくさん深呼吸しましょう。
枕やマスクに精油を落とす
夜眠る前、枕に精油を一滴落とします。精油が揮発し、脳をリラックスさせる成分を自然に吸い込むことで安眠できますよ。また日中はマスクに精油を落としておくのもおススメです。
風邪が流行っている時なら、ローズマリーやペパーミントなど抗菌効果を持つもの、イライラするならカモミールなど気持ちを落ち着かせてくれるもの、その時々で自分に合ったものを選んで使ってみてください。
精油を選ぶ時には、お店で実際に香りを嗅いでみましょう。不思議とその時の自分に必要な成分を含んだ精油を「いい香り」と感じることが多いように思います。
いいオンナは、いい香りがしますしね。いい女は、便秘しない気もしますが・・・。私がいいオンナになるために始めたことは、こちらに書いてます。
時間をかけないストレス解消
お風呂とは違う、でも毎日のルーティーンの中でできるストレス解消案です。
笑え笑え!
笑いがストレスを減らしてくれます。免疫力アップや血行促進など、体にプラスに働くことは学術的に証明されているんです(調べていますよ、ワタクシ)。
また自律神経のバランスを整える働きもあるのです。日中起きて活動しているときには交感神経が優位になっていますが、笑うと副交感神経が優位になります。更に、大笑いすると腹筋、横隔膜、肋間筋、顔の表情筋などを動かすことになり、排便に不可欠な蠕動運動を支える筋肉のトレーニングにもなり、便秘解消に繋がります。
じゃあ、どうやって笑うか……通勤時間にiPodなどで”落語”はどうですか。
落語?シブ過ぎる~!と思われるかもしれませんが、なんのなんの。ダウンタウン松本さんや千原Jrさんなど「話芸の達人」と言われる芸人さん達がこぞって聞いて勉強しているのが落語なんです。
顔芸や動きなどの視覚的な面白さがなくても、聞くだけで充分笑えるので通勤のBGMにお勧めですよ。Youtubeやニコニコ動画には古典の大御所から若手まで多くの落語動画がアップされています。
ちなみに私のイチオシは蜃気楼龍玉・・・若いのに味があります(笑)
運動1:食事9の便秘対策
運動量を増やしてストレス、ひいては便秘解消することは諦めましょう。運動は通勤で歩く、仕事の合間にちょこっとできる運動程度でよし!と納得して、食事やサプリでの便秘対策を中心にするといいと思います。
ストレスが強ければ、過食に走ったりとバランスが崩れがち。そこだけはしっかりと気をつけて、3食取りあえずはしっかりと食べて食べ物を体に入れることです(食べないとウンチも製造できませんから)。
私のおススメは、1週間のうち5日は毎日の食事に気を配り、栄養バランスを考え、和食を中心に頑張ります。週末の2日、ご褒美で好きなものを食べるんです。
ストレス解消できない方の便秘解消案 まとめ
私はストレスそして便秘解消のために、例えばそれが一日たった5分でOK!と言うようなものでも、何か一手間加えることができません・・・やろうと頑張ったけど、続かない。あえて加えることができないなら、いつもの行動にちょこっとプラスすることで、便秘解消につなげたいと思うのです。
毎日入るお風呂に精油を入れる、通勤時間のBGMを音楽から落語にスイッチする、無理に運動を取り入れず駅の階段を上がり降りする、便秘に効果がある食べ物を摂るようにする。
身近なところで、続けられることをコツコツと、続けることが大切なのですね。続けることへのストレスが一切ない便秘解消法については、こちらもオススメです。