便秘の体質は遺伝によるものなのか。

中学のころから親密なお付き合いが始まった便秘・・・他人に相談するのもちょっと、で一人悩んでいたわけです。幸か不幸か、そんな私が最初に出会ったのが「便秘体質を作り出す最も代表的なものが遺伝です」というサイトでした。

そこには「腸が他人より長い人」「肥満体質」の二つの遺伝形質が代表としてでっかく乗っていたんです。それを見たとき、一瞬眼の前が真っ暗……になってしまいました。

「私が便秘なのは遺伝によるものに違いない・・・」という根拠があったんです。

 

便秘になりやすい体質とは。

父と、お姉ちゃんと弟は、細身で快便派。母と妹と私、小デブ系の便秘派。家族の状況を見ると、遺伝は間違いないかのようだったんです・・・。

でも、一抹の明かりを求めるようにさらに調べていったら、便秘体質と遺伝は関係がまだはっきりしていないこと、そしてどうやら別のところに原因があることが分かりました。

腸が他人より長い人は、便秘になりやすい?

便秘と遺伝の関係でよく出てくるのが腸の長さです。
ごくまれに腸が他人より長い人がいて、ねじれたり、たるんだりで便の通りが悪くなり便秘になるというものです。でも自分の腸の長さって簡単にはわかりませんよね。

こんな例はごく少数派とのことですので一安心ですが。それでも心配なら、検診するしかありません。ちなみに、腸の長さと便秘の関係についても未だ医学的に解明されていないそうです。

太っている人は、便秘になりやすい?

肥満による皮下脂肪や内臓脂肪が腸を圧迫して、腸の機能を低下させることにより便秘になるというものです。この肥満体質は遺伝であることも多いため、便秘が遺伝とはまったく無関係とはいえないかも知れません。

遺伝ではないが肥満体質になる人がいる。

これは「脂肪細胞増殖型肥満」と呼ばれています。
人間は食事から摂った余分なエネルギー分を脂肪に変えて、非常時のために脂肪細胞に蓄えます。この「脂肪細胞」がくせ者で、脂肪細胞の多い人と少ない人がいます。当然脂肪細胞が多い人が太りやすいのですが、では、この脂肪細胞の多い少ないはどうして起こるのでしょうか。

肥満体質は、3回の成長期で決まる

一生の中で成長期と呼ばれる時期があります。この「胎児期」「乳児期」「思春期」の3回の時期に、太りやすい食事や運動不足により脂肪細胞が増大するのです。しかも、その数は一生減ることはないそうです。食べれば食べるだけ、際限なく肥っていく・・・これって遺伝よりこわい話しですよね。

脂肪細胞は太ることを覚えてしまう

また、この脂肪細胞が少ない人でも、食べ過ぎたり、運動不足だったりすると、一つ一つの細胞そのものが肥大して肥ってしまうので、注意が必要です。

糖尿病も便秘になりやすい。

糖尿病も良く遺伝するといわれていますが、これも病気そのものが遺伝するわけではないのです。糖尿病になりやすい体質が遺伝するといわれています。

また糖尿病になると、便秘を起こしやすくなりますが、これはなぜしょうか。その原因として「食事制限」があげられます。健康的な便を作るには、ある程度のカロリーと脂質をもった食事が必要とされます。でも、糖尿病の治療では、このカロリーや脂質を制限しなければならず、便の形成が不十分になり便秘になるというものです。

また、糖尿病の合併症のひとつに「糖尿病性神経障害」があります。これになってしまうと自律神経が乱れるので、腸の蠕動運動が不規則になります。その結果、便がうまく押し出されなくなるというものです。

 

一家そろって、便秘症。

進学して親元を離れ寄宿舎に入ったら、あんなに酷かった便秘がいつの間にか治っていた・・・なんて話しを聞いたことありませんか?
どんな理由で、便秘が治ったと思いますか?これが、灯台下暗し、的な理由なんです。

食べ物の好き嫌いがおなじ

実家にいれば、もちろん全員食べるものは同じですよね。そして家族そろって肉が好き、甘いものが好き、そして野菜嫌い。毎日の食事は洋食や中華料理が中心で、和食は家族の好みではないので敬遠気味。これでは家族全員が便秘体質になってしまっても不思議はありませんよね。

つまり、食事内容が同じ、生活リズムも似通っている……これなら赤の他人が一緒に生活していても便秘になります!

便秘解消を願うなら、先ず母親の意識改革を始める必要がありますね。なぜって、毎日の献立を決めるのがお母さんだから!(只今反省中です)
そして食物繊維の豊富な食材や、善玉菌がいっぱいの乳製品や発酵食品など、腸内環境を整える食事がたいせつなんですね。

運動嫌いは、便秘の要因

両親が運動嫌いだと、子供もスポーツに関心を持たなくなります。これも、食生活の好みが似るのと同じなんですね。

うちの両親の場合、父は体を動かすことが好きで母は苦手。だから家族でハイキングへ出かけても父と姉と弟は散策に夢中で歩き回り、母と妹と私はお弁当の準備とお花摘みでその場所に落ち着くタイプ。この傾向は年々はっきりと体系に影響しました。

とくに子供は腹筋の力が弱いので、戸外で活発に運動をしないと便を押し出す力が無くなって便秘になってしまうのです。これは大人もおなじこと。便秘解消には先ず運動で筋肉を動かすこと。そして余分な脂肪が溜まらないように、体中の筋肉をきたえて基礎代謝量をアップさせないといけないんですね。

生活習慣やストレスへの対応

生活リズムも、やっぱり家族だと似てしまいます。
夜更かし型の家族の場合、おそくまでTVを見たり、パソコン、ゲームで過ごす時間も長いと、脳が興奮しているため良い睡眠がとれません。体を動かすことが少なく、良い睡眠がとれないでいると自律神経のバランスを崩すことになって、これも便秘を引き起こすことになるんです!

確かに、快便派の父はお風呂で歌うのが好きで、お笑い番組や落語がお気に入り。でも寝る前は決まって本を読んでいます。姉と、弟もそれぞれに趣味を持っていて、父同様に就寝時間と起床時間は休日でもあまり変わりません。

逆に、便秘派の母と妹と私はこれといった趣味もなくTVを見ながら、口も常に動かして(食べてる)いて、弟のゲームを取り上げて熱中し続けることもたびたび。就寝と起床時間はその時々でまちまちでした。

 

 

 

「便秘の体質は遺伝によるものなのか」。今までこのタイトルに沿って調べてきましたが、便秘になりやすい体質(食生活の嗜好)が遺伝することはあっても、便秘という病が遺伝することはないように思います。実際、実家の両親や兄弟を思い出してみても、親の行動形態や嗜好が影響していることがよくわかります。

ですから、「遺伝だー」といって諦めたり大袈裟に考える必要もないんですね(ホッ)。

正直、遺伝かも……と思った時は『うちのお母さんのせいなんだ』と恨みかかったことも。でも、今回調べたおかげで、便秘になる最大の要因は、やっぱり「不健全な生活習慣」につきるということが分かりました。

未来のわが子が便秘で苦しまないように、私もバランスの取れた献立作りをして、適度な運動習慣、そして余裕をもって毎日を楽しく暮らすことを目標にして、「便活」成功させよう!

器質性便秘診断。詳しい症状とどうすればいいか 

前回は、機能性便秘について書きました。
詳しい説明に入るまえに、便秘は種類があり原因もそれぞれに違うこと、そして、内臓疾患が引き起こす「器質性便秘」、そして生活習慣が原因となる「機能性便秘」の2つに大別できるとお話しました。

あれからさらに調べてみたところ、どちらも便秘という症状に変わりはありませんが、原因が大きくことなり、それに伴って危険度にも大きな差が出てくるらしいということが分かりました。

 

@器質性便秘はどんな便秘か

簡単に言うと「器質性便秘」は、大腸に〈ある何らかの原因〉によって、便が通りにくい状態ができ、便秘を起こすことです。良く分かりにくいですよね…実は私も原因と症状の両方を見ていって、やっと理解しました。それでは、詳しくお話していきます。

器質性便秘の2つの原因

先天性器質性便秘

生まれもっての腸の長さや形状が原因で便秘が起こる場合は、先天性器質性便秘。生まれつき腸が長いと、その分排便も大変になるので、便が腸に溜まりやすいと言われています。

〈病症〉先天的大腸過長症、先天性巨大結腸症、S字結腸過長症など、

後天性器質性便秘

腸周辺に腫瘍などができ、便の通り道を塞いでしまうことで起こる便秘です。

〈病症〉大腸がんやポリープ、子宮筋腫、卵巣のう腫、手術後の腸の癒着など、

 

機能性便秘との大きな違いは?

器質性便秘と機能性便秘、排便の苦しさや痛さなどに違いはなさそうです… となると、その違いとは「差し迫った危険度」と言えるのではないでしょうか。ストレスや生活習慣が原因で起こる機能性便秘も、そのまま放置しておけば最悪の場合大腸がんなどの大病を引き起こすと言われています。

でも1ヶ月や 2ヶ月の短期間で急に大腸がんになる……ということは考えにくいので、やはり便秘が原因で発病するのであれば、数年という単位が必要となるのではないでしょうか?

これに対して器質性便秘は、既にできている病変が原因で起こる便秘です。つまり、便秘は病気のサインとして現れているのです。

かなりな違いがありますね。
でも共通しているのは、便秘を軽く見てはいけない…ということ。これに気がついたのは、ウンが良かった!便をキチンと観察することで健康を維持していかれるわけです。

 

器質性便秘の症状とは?

器質性便秘は「この頃便秘なんだよね~……
野菜や果物あまり食べてなかったっけ?」と軽く考えられる程度の便秘症状ではなく、便秘に加えて次のような、明らかに異常があると感じられる症状が現れる場合が多いようです。

  • 吐き気、嘔吐
  • 激しい下腹部痛
  • 発熱
  • 血便や便に粘液が混ざる
  • 便の形がいびつになっている
  • 心当たりのない体重の減少
  • 2週間以上の便秘
  • 上記いずれかの症状を伴う突然の便秘

血便に関しては、色に注意です!
まっ赤な鮮血は排便時に肛門にできた傷からの出血なので心配ないようですが、小豆色や赤黒いような色の場合は要注意。腸の上部からの病的な出血の可能性大です。

 

器質性便秘の要因となる病気の種類とは?

便秘だから腸の病気が要因、とばかりは言えないようです。

大腸がん(直腸がん)

大腸がんは日本女性の死因第1位、男性においても第2位なんですね。日本では肉食メイン、西洋の食生活が増えて来たのと比例して大腸がん罹患率/死亡率が増えてきたそうですね。

それに大腸がんは発見が最も難しいがんとも言われていて、早期では自覚症状はまったくないそうです。進行性大腸がんで、環周度(がんの大きさ)が1/2をこえて、やっと便秘の症状が出てくる「場合もある」という位、症状がでないらしい…… 「おかしいな」と自覚症状を感じる前、健康診断などで発見するしか早期発見方法はなさそうですね。

ちなみに大腸がんの危険因子とは:

  • 近親者に大腸がん罹患者がいる
  • 癌の既往歴(特に女性の場合、卵巣がん、子宮がん、乳がんの罹患歴があると大腸がんへの進行リスクがあがる)
  • 肥満
  • 飲酒、喫煙
  • 食事バランス

慢性腹膜炎

慢性腹膜炎とは結核や大腸がんなどによって引き起こされる病気です。
結核菌が原因の場合は微熱や食欲不振、全身の倦怠感などの全身症状にと一緒に軽い腹痛が続くものの、便秘が見られる事はないようです。

それに対して大腸がんなどの悪性腫瘍が腹膜に転移して起こる腹膜炎は、便秘や嘔吐、吐き気があったり、腹水がたまったりすると言われています。

炎症性腸疾患 (潰瘍性大腸炎、クローン病)

炎症性腸疾患とは、おもに大腸粘膜に潰瘍やびらんができる非特異性炎症性疾患です。現在もまだ発病原因は明らかではなく、難病指定を受けている病気のようです。

初期症状としては下痢、そして血や粘液の混ざった便があり、だんだんと下痢と便秘を繰り返すようになります。そして重症化してくると発熱や体重の減少や腹痛などが現れてくると言われています。

腸閉塞

腸閉塞(イレウス)は腸管が塞がってしまう病気です。簡単に言えば腸管が「通行止め」になってしまい、便が肛門まで辿り着けずに腸の中で大渋滞となってしまうのです。すると当然便秘、腹痛、膨満感、吐き気、嘔吐などが現れます。

症状が現れ始めると、一気に重篤化することもあり命に関わる場合もあるそうなので、便秘に加えて突然の腹痛や吐き気が起こった場合には、すぐに病院で診察を受けましょう。

腸捻転

腸捻転は腸閉塞の一種で、言葉通り「腸がねじれてしまっている状態」。腸がねじれて詰まりがひどくなると、血行障害を起こして細胞が壊死、腸が腐ってしまい最悪の場合には死に至ることも……!腸捻転は急激に発症しますが腸閉塞と同様、便秘を伴う強い腹痛や吐き気、嘔吐が発症のサインとなるそうです。

子宮筋腫

子宮筋腫は子宮内にできる良性の筋腫です。これが便秘を引き起こしている場合もあるのですが、子宮筋腫によって便秘が起こるのは物理的なことと言えるように思います。

もともと体内に存在しない筋腫が大きくなるに従って(場合によっては握りこぶし程の大きさにも!)他の臓器を圧迫するのです。子宮の近くにある大腸はこの影響を受けやすく、大きくなってきた筋腫にグイグイと押され、細くなっていきます。すると当然、腸管が狭くなり便通が悪くなるのです。

便秘になる心当たりは何もないのに便秘が続く、更には鋭い痛みをおなかに感じる……そんなときには子宮筋腫も疑ってみた方がいいかもしれませんね。

 

器質性便秘は機能性便秘以上に危険な便秘ですね。
便秘、ベンピ~、なんて軽く思っていましたけど、大病の症状のひとつとも言えるようです。

規則正しい生活を送り、食事にも気を使っていて適度な運動も心がけているのに便秘が続く……
もしかしたら便秘以上の病気が隠れているかもしれません。

これからは職場での健康診断以外にも、人間ドックも必要かな、なんて考えました。皆さんも、アレ?っと気になったら、そんなときには迷わず病院へ行きましょう!

機能性便秘診断。症状と改善策は

便秘とは長~いお付き合い。これまでにも原因については色々と考えてみたことがありました。ですが、「便秘の種類」によって原因が違うなんて…思いもしませんでした。
そこで、どんなふうに違うのだろうと調べていったら、機能性便秘と器質性便秘の2つに分類されることがわかったのです。

簡単に言うと、「機能性便秘」とは食事やストレスなどの生活習慣が原因で起こるもので、「器質性便秘」は内臓疾患が引き起こす便秘のようです。

改善法を知るためには、まず原因を突き止めなくてはなりません。そこで、自分がどちらのタイプの便秘なのかを見極めるためにも、各タイプの便秘が起こるメカニズムやその改善策を調べてみました。

 

機能性便秘とは?

機能性便秘というのは、大腸の機能が低下して起こる便秘のことです。
一過性の便秘と習慣性の便秘の、2つのタイプがあるのですが、習慣性の便秘は更に3つのタイプに分けることができます。

一過性の便秘

例えば旅行に行ったら便秘になっちゃった・・初めて飛行機、いつもと違う時間の食事、こんな生活環境の変化で起こったりするものです。就職とか、出張なんかもそうですし、夜更かし、暴食なども原因になります。でも原因が取り除かれると自然に治る一時的に起こる便秘です。

習慣性の便秘

弛緩性便秘

弛緩性便秘とは腸の動きが鈍く、便を押し出す力が弱くなってしまっている状態です。
押し出されずに腸に留まっている便はどんどんと水分が抜けて固くなっていくため、ますます外に排出することが難しくなります。
(ぅ~、私はこれに近いかな~。)

直腸性便秘

直腸性便秘の一番大きな特長は「便意をあまり感じない」ということです。
普通は便が直腸まで降りて来ると、直腸から大脳へ「便がきましたよ」というシグナルが送られます。でも直腸性便秘の場合、肛門まで便が来ていてもシグナルが送られないのです。

もちろん、直腸に便が長い間溜まっているので、どんどん水分が抜けて固くなります。固くなった便を排出するのはホントに大変なので、すべてを出し切れません。そして便がまた腸内に残り、その便が腸の中でまた固くなってしまう、という悪循環に陥るパターンも多いのです。

痙攣性便秘

上のふたつと違い、腸の動きが激し過ぎるのが痙攣性便秘です。ストレスや自律神経バランスの崩れによって引き起こされ、男性に多いタイプの便秘のようですね。

 

機能性便秘、タイプ別の症状

機能性便秘には3つのタイプがあることがわかりましたが、症状にも違いがあるのでしょうか? それと、どうやらウンチの形状にも違いがあるようです。

弛緩性便秘

腸の中で水分が吸収されてしまうため、黒っぽくて固い、コロコロとした便になります。苦労をしても少ししか排便できず、スッキリ爽快!!とはなかなかいきま せん。その上腸内で溜まった便によって悪玉菌が増殖し、ガスを発生させるので、いつもおなかが張っているような状態に……。

更に腸のコンディションは肌のコンディションに直結しています。増殖した悪玉菌がリンパ液や血液によって体の中に広まり、肌荒れも起こりやすくなってしまいます。
(ぅ~、やっぱり、私の便秘はこれかな~。)

直腸性便秘

便秘になると便が固くなるのは当たり前のこと。それよりも更に固く、そして太くなるのが直腸性便秘だとか……。これは腸の殿部分で便がストップしてしまうことに関わっているそうです。

直腸性便秘は、ある程度の水分が抜けて本来は排出される、このときに停滞してしまうので、もともと少なかった水分が更に減ってしまうのです。

そして出ない!苦しい!と便秘薬に手を出すと、今度は一転して下痢になってしまいます。大腸には問題がないので、蠕動運動を促すタイプの薬ではおなかを下してしまうのです。

痙攣性便秘

痙攣性便秘に多いのは、便秘と下痢が交互に起こることと言われています。痙攣性便秘とは活発になり過ぎた腸の活動が原因なので、便秘の後、まだ水分の吸収が充分でない便が下痢となって排便されてしまうのです。

また食事の後などにおなかが痛くなることも珍しくはありません。これはとにかく大腸が活発に動き過ぎているからなんですね。

 

機能性便秘の原因、そして改善策とは

コロコロウンチは弛緩性便秘、超絶固いのは直腸性便秘、便秘と下痢の繰り返しが痙攣性便秘。「どうして」がわかれば、改善策もわかるはず!そう思って早速調べてみたところ……

弛緩性便秘

弛緩性便秘の原因として一番大きいのは筋力の低下のようです。便を排出するためには腸の蠕動運動が不可欠。そして筋力が弱るとこの蠕動(ぜんどう)運動も不十分になってしまうからです。ですから弛緩性便秘は筋力が低下してきた高齢者や運動不足、ダイエット中の女性に多いと言われています。

そして私が行きついた改善策は……
とにかく筋力アップです!これに尽きると思いました。

筋力をつけることで蠕動運動がしっかりとできるようになり、改善が見込めるからです。少ない回数でも毎日腹筋するのがもちろん理想的です。でも時間が取れないこともあるので、立ち仕事中、散歩中、椅子に座っているとき……

どんな時にでも下腹に意識を向けて、力を入れておくだけでも効果は期待できるようです。それに、ぽっこりおなか改善にも効果ありそうで嬉しいですね。

直腸性便秘

直腸性便秘になりやすい人とは、便意があってもガマンしてしまう人、のようです。そりゃあ、毎回毎回便意を我慢していれば直腸の神経が刺激に慣れてしまい、脳もそれを受けて排便の命令を出さなくなってしまうのです。すると便意をまったく感じない状態になってしまいます。

さらに痔などの肛門の疾患があると、痛みがあるので排便回数はできるだけ減らしたいですよね…… そのために便意を我慢することもよくあるようで、その結果、直腸性便秘になることも珍しくないんだそうです。

直腸性便秘の改善策は、とにかく便意が起こるようにすること!
そして固くなった便をなんとか出してしまうこと!

まずは生活習慣を改善することが大事なんですね。そして毎日決まった時間にトイレに行くようにすると、また便意を感じられるようになってくるそうです。更に便秘対策として水分、そして水溶性食物繊維を多く含む食品をたっぷり摂ることが大切です。

 痙攣性便秘

痙攣性便秘には自律神経の乱れが大きく関係しています。
交感神経と副交感神経を交互に切り替えることで、自律神経はバランスを取っています。腸の蠕動運動に関わっているのは自律神経なので、この切り替えがうまく働かなくなると便秘を引き起こしてしまうようです。

自律神経の乱れを引き起こすのはストレス、乱れた生活習慣、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。

痙攣性便秘の改善で大切なのは生活リズムの立て直しです。夜型の生活や睡眠不足など毎日違うリズムで生活していると自律神経が乱れてしまうので起床時間、就寝時間を毎日同じ時間にするように心がけて、たっぷり睡眠を取りましょう。

そしてもうひとつ大切なのはストレスの解消です…… そうは言っても、今の世の中ストレスを完全に解消することは難しいですよね。せめて「ストレスはできる限りため込まない」程度でも全然違うようです。ジョギングやウォーキングなどの軽い運動、趣味の時間を作るなど自分なりのストレス解消法を見つけましょう。

 

ひとくちに「便秘」と言っても、原因はいくつもあって、各々の原因によって改善法も変わってくるということがわかりました。例えば直腸性便秘なのに、改善を目指して食物繊維をたくさん食べるなど、こんな間違った対処をしていたらずっと便秘解消はできません。まずは自分の便秘タイプを見極めることが大切ですね。